ブラック企業と呼ばれる企業はたくさんあります。

ここでは私の体験したブラック企業

その結果をお知らせします。

 

まず結論から言います。

会社はやめていいです。私は辞めます。

何を言われようとどうせ未練のない会社です。

ボロクソ言われたっていいじゃないですか。払うものさえ払ってくれれば。

そんな人達と永遠働くよりよかったなーって気持ちでいいと今は思います。

 

 

私は入社時

「この会社の就業規則をみせてください」といったことを今でも覚えています。

きちんとしている会社程この就業規則についてもきちんとしていると

今は判断材料にしています。

私のいたブラック企業はまずこの就業規則が存在しませんでした。

常時10人以上の労働者を使用する使用者は、次に掲げる事項について就業規則を作成し、行政官庁に届け出なければならない。

 

10人以上で構成される企業はこの就業規則を作成し役所に提出する義務があります。

またこの就業規則は社員の誰もがすぐに見れる場所になければいけません。

この時点で逃げてよかったんです。

でも、せっかく受かった企業、次もどこか受かる保証なんて…って私も思いました。

 

 

 

次にわかったことはこの会社には健康診断がないということ。もちろん違法です。

事業者は、労働者に対し、厚生労働省令で定めるところにより、医師による健康診断を行なわなければならない。」と規定される。これは一般健康診断とされ、雇入時および年1回以上行う必要がある。

でもこの会社の役職者の方々は悪びれた様子もなく言うんですよ。

「え?私何年も受けたことないですよ?」

こっちが細かすぎる?って思うほどあっけらかんとしています。

疑問に思ったらもう逃げたほうがいいなと思います。

 

 

 

もちろん残業代はありません。

深夜割増も、休日割増も、なんなら有給休暇すらありませんでした。

使用者が、第33条又は第36条第1項の規定により労働時間を延長し、又は休日に労働させた場合においては、その時間又はその日の労働については、通常の労働時間又は労働日の賃金の計算額の2割5分以上5割以下の範囲内でそれぞれ政令で定める率以上の率で計算した割増賃金を支払わなければならない(第37条1項)。この政令は、労働者の福祉、時間外又は休日の労働の動向その他の事情を考慮して定めるものとされ(第37条2項)、現在政令では、時間外労働は2割5分(25%)以上、休日労働は3割5分(35%)以上としている(労働基準法第37条第1項の時間外及び休日の割増賃金に係る率の最低限度を定める政令(平成12年6月7日政令第309号))。なお、休日労働とされる日に時間外労働という考えはなく、休日労働が深夜に及ばない限り、何時間労働しても休日労働としての割増賃金を支払えばよい(昭和22年11月21日基発366号、昭和33年2月13日基発90号)。

ちなみに月にお休みは4回。祝日も仕事です。(これに関しては法定内です)

そう、私年間休日52日という環境にいました。

今思うとクラっとします・・・・一ヶ月ちょっと・・・ 

 ※有給休暇はのちのち制度としてできますがこれも色々問題があったので後ほど。

後にわかったことですが、面接に来た人たちが

「残業は・・」と質問をすると、「残業はある、だが残業代は払われません」と

説明していることもわかりました。

でもそれが悪いことという認識はなかったのかもしれません。

 

 

 

そんな会社になぜズルズルといてしまうのか。

私の場合は役職を与えられ部下という枷を得たからです。

私にとってまたこの部下が可愛かったんです。守りたくなる感じ。

この子達の給与をあげてあげたい!!って思いました。

この会社問題いっぱいだからこの子たちは

たくさん愚痴を言ってごめんなさいって言うけど

それ!愚痴じゃなくて正当なことしてよっていう意見だからね!!

って毎日思ってました。

 

 

 

そんな会社である日「有給休暇を皆さんに与えることになりました」

私はこの時「あ、ちょっといい方向に会社が向いてきた!」とすごく嬉しかったのを

覚えています。不安ばっかりだったのでこの一言がすごく素敵に聞こえました。

※本当は半年働いたら10日与えられるものです。私も麻痺してましたね。

会社のトップは「ごめんな。有給あげられなくて」この一言は本当に救われた気持ちでした。

ですが・・・私の上司はみんなに対して言いました。

「有給休暇を会社が与えてくださっている。みなさん専務に感謝してください。」

え・・・・?

まぁまぁ・・会社として働いてもないのに給与出すってそれはやっぱり負担も有るし言わんとすることはわかります。

でも・・でも!!

「まだまだ皆にあげれる状況でもないのに与えてもらっている。それを理解して働くように」と続けられた時何かがおかしいと思いました。

トップの言った「ごめんね」が掻き消えていくような…そんな気持ち。

有給休暇って会社が決めてあげてるわけではなくて法律で決まってます。

働く人を守るためのルールです。なんだこの茶番は・・・って思いました。

 第39条は、労働者の心身の疲労を回復させ、労働力の維持培養を図るとともに、ゆとりある生活の実現にも資するという趣旨から、毎年一定日数の有給休暇を与えることを規定している(平成21年5月29日基発0529001号)。

 

 

 

そしてこの有給をめぐる事件がもう一つ。

ある部署ではなかなか成績も上がらずでも少ない人数で多くのことを回しているためか

人は疲弊していました。そうすると遅刻者も増えるんです。遅刻すると普通に来た人の負担が増えて、そしてまた疲弊していく。有給休暇をとるのだけど1日では改善せず

また遅刻が増えていく。

これに対して会社のトップはこう言いました。

「もう、お前ら有給制度やめようか」

いやいやいや!あなたの勝手でやめれるものじゃないからね!?

 年次有給休暇は労働者が休暇の時季指定をし、使用者による有効な時季変更権の行使がないとき(時季変更権の行使を解除条件として)に成立し、年次有給休暇が成立すると、その時季指定された日について労働義務が消滅する。法律上当然に労働者に生ずる権利であり、労働者の請求を待って初めて生ずるものではない。使用者の許可や承認は不要であり、そのような観念を容れる余地そのものがない

そしてその言葉にこのように続きます。

「うちはブラックでも稼げりゃいいから」

この時すでに簡単な役職を頂いていた私は会社からの離れ方を見失っていました。

だめだ、やめよう。でも部下が!こんなサイクルに陥っていました。

 

 

 

そう言えばこんなこともありました。

先程もかいたように人が疲弊してとりあえず遅刻、欠席の多い会社でした。

そもそも会社の役職者がまともに来ません。

そこでこんなルールができました。

「遅刻したら罰金」

ちなみに・・・・これ違反です。

しかもこの罰金は1ヶ月後一番優秀な部署に分け与えると言う話でした。

だから皆お金欲しさに遅刻がなくなったんです。おかしな話ですが。

そして一人遅刻するととんでもないブーイングの嵐でした。

もちろん遅刻はよくないです。でも非難のしかたが「お前のせいで金貰われへん!」と

おかしな方向になっていました。

果たしてこの方法は正解だったのか。今でも疑問です。

労働基準法第16条では、賠償予定の禁止として「使用者は労働契約の不履行について、違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない」と定めています 

 

 

 

 

こんな会社ですが社員の誕生日は全力でお祝いしたり、楽しく過ごすために

上がいろいろ考えてる場面ももちろんあって全部が悪だとは思いません。

でも、私にとっては安心できる場所ではなかったなぁって思います。

 

 

 

いよいよ辞めます。という時。

私は事前に自分の上長にやめたいことをお話していました。

他所から声がかかっていてそちらのほうが安定的と感じていること。

そして家庭の事情もあり声がかかっている会社のほうが都合がいいこと。

上長は驚いた様子でした。そして面談後このように言われます。

「この話は他にしないでください」

「専務とお話してください」

これについて私は自分の勝手で「専務からこの話についてお声がかかる」と思っていたためそこから数日何食わぬ顔で仕事をしていました。

自分の上長が専務に相談し、その結果上長と専務と私の面談が始まると

勝手に予想してしまったんです。

これは私の大きなミスでした。

 

 

 

 

数日後私は仕事でやってはいけないミスを犯したため専務に頭を下げに行きました。

そのことについて叱られていくことはなんとも思いません。

会社として当たり前のことなので。

その中で「で、やめるって?だから気が抜けてこうなってるんだな」と話が切り出されました。

そういうわけではないですがそう思われてももちろんしかたありません。

これもぐっとのむところでありました。

そこから退職の話になります。

その中で言われたのがこのような一言でした。

「会社としては明日辞めてくれていい。来るだけで給与もらえると思ってもらっても困るし」

衝撃的な言葉はさておき言わねばならないことがあります。

まずこれは私に自主退職しろと告げられていたのでしょうか。

それとも解雇ということでしょうか。

労働基準法では退職について以下のような記述があります。

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する

明日辞めますと自主退職することは原則出来ないと私は認識していました。

次に解雇については以下のような記述があります。

使用者が労働者を解雇しようとする場合、少なくとも30日前に予告をしなければならない(20条1項)。解雇予告は、解雇日について何年何月何日というように特定しておかなければならない。解雇の予告及び解雇予告手当の趣旨は、失職に伴う労働者の損害を緩和することを目的としたものである。

だから会社は解雇といってもクビだから明日から来なくていいとは言えないようになっています。ただしこれにも例外があります。

30日以上前に解雇を予告できない場合には、30日に不足する日数分の平均賃金を支払わなければならない(10日前に予告した場合は、20日分以上の平均賃金を支払う)[9]。この不足する日数分の平均賃金の支払いを解雇予告手当という。

お金を払えばやめさせることが出来ます。

でもそういう話にはこの時ならなかったんです。

まず自主退職を促されたのか、解雇宣告だったのか。これも不明な所でした。

 

 

 

結果揉めるように話し合いをして12月末をもって退職とする。という話になりました。口頭だけでしたのでこの時点で届けや願いは出ていません。

 

 

さて後日。

部下からこのような話をされます。

「退職期間…決まりましたか?」

私は専務から部下に話が行くまで退職の話を黙っていました。

なぜなら「余計なことしたら即クビだ」と言われたからです。

今思えば解雇手当がもらえるのだからクビで良かったんですが・・・

黙っていた中で部下にこれを言われたためよくよく聞き出してみると

「専務から退職の話をきいた。辞める時期は年内か年明けてからで調整中ときいている」と言われます。

確かに。私はまだ届けを出していません。ですが話し合いの場では12月末で

決着がつきました。

なのになぜここにきて年明けという話が浮上しているのでしょう。

これで私はどのように引き継ぎをすればいいのかわからなくなりました。

届けを早々に出さなかったことで混乱を招いていました。

これは私が悪いのです。その日のうちに出せばよかったのですから。

 

 

 

今これを書いている時点では結局退職時期が定まっておらず

私も退職届をいつでかいたものか悩んでいます。

また進捗があればここに書きたいです。

 

 

 

そして、世の中のブラック企業と言われる企業で働いている人たちへ。

是非労働基準法に目を通して欲しいです。

あの法律には私達労働者の得になることがたくさん書かれています。

知らなければ損してしまいます。

知らずに疲弊するなんて勿体無いです。

私たちはもっと、気持ちよく働けるはずだと私は思います。

 

 

 

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備忘録

この記事はコスプレに関する私の一つの愚痴であり意見を書いています。

きっと反論の声も有ると思います。

だって私も完璧な人間じゃないもの…ミスチョイスも多いです。

私自身が失敗したことも含めて備忘録として残します。

 

私の趣味はコスプレでそれは今でも続いてます。

新しいことをするのが好きでいろんなことにチャレンジしていくのが

私のいいところでありながらチャレンジした物事を勧めていくために厳しいことを言う

学校の厄介な先生のような性格です。

 

この記事を書いている年の春。

そこそこ仲のいい友達が「コスプレパフォーマンスチームを作るのできてくれない?」と声をかけてくれました。

新しいことにチャレンジしたい私はもちろんこれを受けました。

 

揃ったメンバーは年齢や経歴もバラバラ。

知り合いも数人居ましたが半分は初めまして。

全員の共通点はパフォーマンスに関しては初心者ということ。

試行錯誤を続けて意見を持ち寄りながら目標となっているイベントを見据えて

多くのトライ&エラーを繰り返していました。

 

そんな折、一つの知らせがチームを駆け抜けます。

 

「怪我をしたので入院します」

 

知らせを受けた時イベントまで2ヶ月きっていました。

状態を聞くに激しい運動はすぐにはできなさそうでしたが1ヶ月後には退院とのこと。

メンバー全員で彼女の復帰を待ちながら練習をする日々が続きました。

入院してしまった彼女はチームのだれとも特別仲がいいわけではなく

SNSの募集記事をみて飛び込んで来てくれた人でした。

だからこそ誰もが普段から気を使っていて

だからこそ入院を本気で心配し、彼女の回復を待っていました。

 

そしてここから何かがおかしくなっていったような気がします。

入院中の彼女から個別にLINEが入りました。

「家の状況があまり良くなく、私の給与で私と妹の生活費を工面しているのだが

 入院の関係で今月のお金が厳しい。借用書でもなんでも書くのでどうかお金を貸してくれないか」

 

流石に本名も住所も知らない人にいきなり多額のお金は貸せない。

これが私の答えでした。

でもコレが本当なら一大事です。

私は色んな方法を調べて提案を続けていました。

その中で「どうしてもこれらが難しいのであれば病院に顔を出すから現状を聞かせて欲しい」と伝えました。

そこで帰ってきた言葉が

「面会謝絶のため会うことはできないです」

 

あれ?そんなに重たい怪我だったの?

一ヶ月で戻るという話だったのでもちろん大きな怪我であったとはおもます。

でも面会謝絶になるほど?

色んな方法で彼女との直接のコンタクトを図りましたがそれらは叶いませんでした。

※ですからお金は貸していません。

ここから私の不思議な気持ちはどんどん募っていきます。

 

そしてきいていた退院日

「退院できませんでした。でもイベントの日には間に合います!」

退院したら、イベントが終わったら次はこんなことをしてみたいと

彼女も意欲的な中、それらは告げられました。

でも意欲的だからこそ私たちは待てるとも思ったんです。

不審だったけど、でも、きっとあの時は切羽詰まってたんだろう。

病院のこともそういうシステムで私がわかっていないだけなのかも。

モヤモヤ刷る気持ちにそう整理をつけました。

 

そしていよいよイベント一週間前になりました。

彼女が退院してきました。入院上がりとはいえ日々リハビリをしていた。

練習もリハビリの中で取り組んできたときいていたので最後の練習にはなるがなんとか皆で調整しよう!そんな気持ちでした。

皆で集合する前に一人でスタジオを取っているので練習します。

無理ない程度にねと誰もが声をかけていました。

 

そして全体練習の時間。

彼女は来ませんでした。

何度電話しても繋がらず、LINEも既読にならず。

 

そしてグループラインにポンっっメッセージが飛んできたと思うやいなや

彼女はグループから退室していきました。

 

「まだ激しい運動をしては行けないのにダンスの練習したことが病院にバレて連れ戻されたので一緒にイベントでれません」

LINEもSNSも全てのアカウントを消去し彼女は居なくなりました。

 

その衝撃は言葉にもできません。

彼女の復帰を待ち、怪我の具合を考えて変更点を練りながらの日々でした。

その全てがほんの数秒で消えていったと私は思いました。

全員が絶望してこの日イベント前の全体練習として集まったスタジオで固まっていました。

 

私は必死に電話をかけていました。拒否された電話が虚しかったです。

でも一言言わずにいられませんでした。

ふざけるなと。

悲しくてリーダーは泣いていました。

諦めないメンバーは自分のダンスを監修してくれていたダンスの得意な友達に

出てくれないかと声をかけてくれていました。

私はただただ怒っていて、何もできなかったな…

 

結果で言うと代替の人が見つかり、イベントには出れたし

最高の結果でその日を終えました。

諦めなかったメンバーとたった一週間で全てを頑張ってくれた新しく加入してくれた人とそして皆の気持ちが一つだったからこそと思います。

 

しかしこの脱退事件を経て得たものはいいものばかりではありませんでした。

 

窮地に陥った時に人はどうなるのか。

この時はっきりしました

・悲観し動けなくなる人

・怒りで本来のゴールを見失う人

・前向きに物事を進めようとする人

・何もしない人

私は腹が立ちすぎてこの頃は全部にイライラしてました。

悲観して動けなくなる人にも、なにもしてくれない人にも。

そして本来のゴールである「イベントを楽しもう」を取り戻したのは

リハーサルになってからだったと思います。

それほど私は怒りに支配されていました。

 

私が一番腹を立てたのはこの「なにもしない人」でした。

それすらイライラしているのにこの人の性格が運悪く私と真逆でした。

私が【チャレンジ精神旺盛】だとすると

彼女は【人が準備したレールを歩きたい】人だったのだと思います。

別にどちらも悪いわけではないです。

でも何もしてくれなくて二の句が「やろうとおもうけどやったことない/わからない」

これには非常にイライラさせられ、何度個人的に怒ったかわかりません。

 

複数人で長期に渡り何かするにはどうしても一人ひとりの協力が必要です。

その中でなにもしない、用意されたものをただ淡々とやるこの人に私はイライラしていました。なにもしないというと語弊もあります。

 

ある日この何もしない人は「ごはん会したい」と言いました。

全員がいいね!!となったのですが彼女がやってくれるのはここまでです。

やってくれるひとにおまかせ。

まぁ…そういうこともあります。言ってみただけ。

でも私は全員の反応が「やろう!」だったように受け取りました。

だから進まない物事に対して私が調整しようと手をあげ進めていました。

そんな中こんな一言が飛んできます。

「みんな都心じゃなくてこっちにもこいよ」

イライラがピークに達した瞬間です。

こっちはみんなの時間を調整し、食べたいもの、苦手なものから店を探し

さて下見にでも行こうかなぁと思っていたところ。

たしかにこの何もしない人の家は都心から離れていました。

電車で2時間ほどかけていつも来てくれていました。それには感謝しかありません。

でも言い方ってものもあるしじゃああなたがやってよと思わざるを得ませんでした。

 

「そんなに言うならあなたが調整して」

そもそもごはん会をやろうといい出したのは彼女なのに

私がこうやって手を出し続けることもないなとこの時に思いました。

 

さて、ここから私にとって苦痛の日々が始まります。

何もしない人は普段から何もしていないので段取りが悪いのです。

日程は何度も調整し直しになり、店はなかなか決まらず。

何度メンバーに「抑えて」といわれたか。

そしてようやく決まったごはんの日の3日前

 

「仕事で遅くなるかもだし皆だけで行ってて><」

ごはん会の主催をした彼女から顔文字付きでこんな文章が送られてきました。

散々アレやコレやしておいて?

仕事は仕方ないです。分かるんです。

でも何が有るわけの理由が明確ではない様子で「なんか忙しいかも」みたいなので

私は納得がいきませんでした。

「どうにか調整できないの?」

「うーん。18時ぐらいにならないとわからない」

お店の予約は21時。18時で判断付くならその時で良かったのに

こう3日も前からいわれると調整する気の無さを感じていました。

私がここでイライラしたのには私の自分勝手な気持ちがあってでした。

私が調整しようとしていた店はごはんも店内もきっとメンバーが喜んでくれる!と

意気込んで選んだものだったのに対し彼女の選んだものは

二次会コース?と思うような値段と品数の少なさ。

これは勝手な私の解釈ですが、家が遠く、何度もこちらへ足を運ぶとなると

交通費がきつかったのではないでしょうか。

だからできるだけ費用は抑えたかったのだと思います。

※勝手にそう思ってるだけです

 

結果的に、ごはん会は取りやめました。

そしてもう一つ、結果的に彼女の仕事は18時には終わっていてごはん会は

開催していればみんな参加できていました。

これはたらればの話。

 

こんなモヤモヤが日々小さくどんどん彼女につもりました。

何かチームで物事をしようとした時に何もしない人の

何もしないスキル。またはなにもしないけど口は挟むスキルが阻害してくると感じていました。

それを私は嫌なキャラクターだろうと自分でも感じながら

彼女にコンコンと説明していました。

これはきっと彼女のストレスになったと思います。

でも私はチームであるからこそ物事をすすめるために良かれと思っていました。

ただ、言い方、やり方はきっと失敗していると思います。

彼女は私より年上でした。小娘に正論叩きつけられて気持ちよくない部分は絶対にあったと思います。

 

そして事件は勃発しました。

このチームの話とは別に私が30人以上の参加者をつのる超大型のコスプレイベントを企画しているときです。

なにせ大人数のため人とキャラの調整に精神をすり減らしていました。

初めましての人も気持ちよく出来るようにしよう。

スタッフで参加してくれた人にも気持ちよく帰ってもらいたい。

行ってよかったというイベントにしたい。

自分で言い始めたことです。誰かに相談することはあっても

作業を手伝ってとはいえないまま、多くの参加希望者と日々連絡を取り

皆が納得できるキャラの配置を試行錯誤していた中です。

たまたま見かけた彼女のSNSにはこんなことが書いてありました。

「私がやる○○のコスプレを必要とされたい」「△△ってキャラの横は私がいい。そうでないとヤキモチを焼いてしまう」

彼女は運動会の調整が如何に大変なものかおそらく知らなかった。想像ができなかったのだと思います。

それは私も今こうやって主催をしているからわかることで今まで参加してきた超大型で主催の人たちがしてきた苦労をしりません。

でも

・ちいさなイライラの積み重ね

・大型を動かす責任

これらが重なっていた私はこのSNSをこう受け取りました。

「大型でも私が○○やるでしょ。主催と私はチームで同じなんだし。△△ってキャラもチームの子がやってるし。そうじゃない人が選ばれたらヤキモチ焼く!」と。

この時点でまさに調整中で第一希望を通してあげれない可能性もあった中

他の参加者からも見える場所でこのような発言をされたことに私の堪忍袋の尾が切れました。

 

思ったことを書いてLINEしました。

ここでの私の失敗はあまりにも自分に余裕もなく余計な言葉がついて回ったことです。

余計な言葉の中には普段から思っていたけどいわなくていいことが多分にありました。

 

その中の一部でかつ彼女に響いたのがこれらです。

「衣装は作れない、売ってないと出来ないといわれる」

「ウィッグが別キャラのものから代用しているから形が違っているけどそこはこだわってセットを変えてくれるわけでもない」

「そもそもで言うとなにもしてくれない」

 

これらの言葉に私はこう付け足しました。

「あなたはこうなのに、他の人と比べた時どうしてあなたを優先的に選べるというの?選ぶメリットがない」

「でも○○にしなかったらこうやってSNSでやきもちやいてグチグチ書かれるのかな。それって煩わしい」

 

言う必要のない言葉です。でも私はそういいました。

こんな小さなことにすら爆発してしまうほど普段の行動から

私はイライラしていたし、それにいちいち注意していても「そんなつもりじゃない」とか返事をしないとかで逃げていて解決されないことは苦痛だったのだと思います。

 

これによって変化したことがあります。

もう一度言います。

この超大型は前半つらつら書いていたチームとは別の話です。

 

彼女は突然チームのLINEに「チーム辞めます」と言いました。

この時チームはちょうど次の企画を動き出していて

その本番がこれもまた運命だったのか1週間前になろうとしていました。

 

私は思いました。

この人は何もしないばかりか、あの時の苦痛を

絶望を全く味わってもいなかったのではないか。

真意はわかりません。

味わったけどそれよりも私と会うことのほうが苦痛だったのかもしれません。

 

メンバーはここで前回と同じく分かれました。

しかし今回ははっきりと二分したと感じています。

・前向きに解決に向けて動く人

・怒りを露わにするもできるだけ押しとどめている人

何もせず悲観する人はいませんでした。

これはきっと悲観していた人が「それじゃ物事は動かない」と思った結果だと思います。

そういう意味で、前回の事件は

人を良い方向に変えたかもしれないと私は思っています。

私もその場すぐLINEで発言せずまずチームのリーダーへ連絡できるようになったのは

成長したかなぁとちょっとだけ自分を褒めたい気持ちでいます。

 

前向きに物事を進めてくれる人が多方面から話をきいて物事を勧めてくれました。

彼女は私より年下です。

情けない話ですが年長者二人のトラブルを6歳も下の子が取りまとめていました。

 長い期間、私たちは何もしない人にだれが何を伝えるかを選び取りながら進めていました。

 

私達と彼女のLINEは数日、私が送ったこんな文章で止まっていました。

もちろん、これもチームの皆と話して出したもので私個人だけの意見ではないです。


「まだ戻りたい踊りたいなら衣装持参してスタジオにくる。そのつもりがないなら手ぶらでいいので今回のことに関して頭を下げにスタジオに来てと思います。それが今回このタイミングで抜ける人がつけるけじめだし礼儀だと思うので。」

 

私たちには時間がなく、次のイベントは迫っていました。

また、この先やりたいことも出ていました。

さて、この人を含めるのか、含めないのか。新しく人を探すのかどうか。

私はこの文章に対して「わかりました」という言葉が早々にでも送られてくるだろう。

そしてそれ以降は本番までおそらくだんまりになるだろう。と思っていました。

 

でも、何もしない人は素知らぬ顔で嘘をつき続けLINEに返事もなくSNSを更新していました。どれだけ悔しかったか。

通信制限と言いながらパンケーキの写真をSNSに上げる余裕があるなら

返事の一つぐらいしてくれ。と思いました。

そしてどうしてこんなに私達が気を使って我慢していかなきゃならないのだろうと思いました。

 

ここまできて思ったことがあります。

こうやってダラダラすることで物事を止めてしまうと精神的にも物理的にも

だれも前には進めない。双方にストレスが掛かるばかりです。

そういう意味で一人目の脱退の仕方は最悪の結果を免れたいい判断だったのではないでしょうか。もちろんこれは結果論ですが。

 

 

先程、やっぱり抜けます。とLINEが来ました。

彼女はあらゆる悲嘆を書いて一方的にいなくなっていきました。

SNSは個人的にブロックされています。

私はこの結論に異論はないです。

まぁ、遠かれ近かれこうなったような気もしていました。

私も許す努力が出来なかったし彼女も改善する努力はできなかっただろうし。

 

 

改めて思います。

だれかと何かをするためには

・自分で選び取る何かがいること。

・私だけに出来る何かがなければ代替えのきくなにかになってしまうこと

これは遊びだけではなく仕事だってそうです。

 

改めて言います。

私だって完璧じゃないからこそ言葉選びを間違え

やり方を間違えこの結果だと思います。

でも後悔はしていません。

 

私は今残ったメンバーと最高のものを作り続けていくことがきっと

抜けていった人たちへのあてつけになることを信じて

今後もがむしゃらにがんばれたらいいと思います。